ムサワラットエススフラ(英語表記)Musawarat es Sufra

改訂新版 世界大百科事典 「ムサワラットエススフラ」の意味・わかりやすい解説

ムサワラット・エス・スフラ
Musawarat es Sufra

スーダン民主共和国のブタナButana砂漠にある遺跡メロエ南西約100kmに位置する。宮殿を中心に神殿官吏神官住居,厩,交易所,アレーナ(闘技場)などが取り巻き,メロエとならぶクシュ王国最大の遺跡である。1960年代に〈ライオン神殿〉が発掘され,灌漑設備などが新たに見いだされた。カンダケCandake,ナルダマクNaldamak,アマニテレAmanitereなど,ここを支配した女王の名前も知られている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android