ムハンマド・アブドゥフ(英語表記)Muḥammad ‘Abduh

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ムハンマド・アブドゥフ」の解説

ムハンマド・アブドゥフ
Muḥammad ‘Abduh

1849?~1905

エジプトのイスラーム改革思想家。アズハル学院在学中からアフガーニーに師事し,政治活動に加わる。アラービーの反乱後国外に追放されたが,1888年の帰国後はイスラームとヨーロッパ近代文明が本来矛盾しないことを説いて,シャリーアの改革と徹底によるウンマ復興を唱えた。99年以降エジプト最高位のムフティー就任。イスラーム世界全体に多大な思想的影響を残している。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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