ムルレ族(読み)ムルレぞく(英語表記)Murle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムルレ族」の意味・わかりやすい解説

ムルレ族
ムルレぞく
Murle

南スーダンエチオピアとの国境付近に住むナイロ=ハム語系の半遊牧民。ウシロバ牧畜トウモロコシや雑穀類の農耕からなる混合経済を営む。伝統的な理念として,聖なる太鼓と結びついた四分組織的な 4人の首長からなる政治構造をもっていた。首長の氏族といくつかの平民氏族からなり,過去においては主として軍事的機能をもつ年齢組体系があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android