メグスリの木(読み)めぐすりのき

食の医学館 「メグスリの木」の解説

めぐすりのき【メグスリの木】

メグスリの木はカエデ科落葉樹で、寒冷地を除く日本全国に生育しています。その名のとおり、目の疾患に効果があると古くから知られ、点眼・洗眼用として利用されてきました。最近になって薬理効果が研究発表され、注目を集めています。
○栄養成分としての働き
 お茶は樹皮を煎(せん)じて用いますが、α(アルファ)アミリン、β(ベータ)―システロール、カテキンなどが含まれています。成分とその効用についてくわしいことはまだ解明されていませんが、カテキンには目の粘膜(ねんまく)を保護し、修復する働きがあることは知られています。またロドデンドロールという物質が含まれており、これが肝機能を高めるといわれています。
 実際にメグスリの木茶を飲用して眼精疲労、仮性近視、結膜炎(けつまくえん)老眼、花粉症の涙目、肝炎などが改善したとの症例が報告されています。

出典 小学館食の医学館について 情報

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