メシャ碑文(読み)メシャひぶん(英語表記)Stele of Mesha; Moabite stone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メシャ碑文」の意味・わかりやすい解説

メシャ碑文
メシャひぶん
Stele of Mesha; Moabite stone

モアブ石とも呼ばれる。 1868年 C.クレルモン=ガノーによってモアブディバン (現ヨルダン南西部) で発見された碑石。大英博物館蔵。 35行の碑文モアブ語の古書体で刻まれており,その内容は,前9世紀頃モアブの王メシャがイスラエルのアハブ王の死後ヨラム王と戦って勝ち独立を達成したことを記念したものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android