メロカンナ(読み)めろかんな

デジタル大辞泉 「メロカンナ」の意味・読み・例文・類語

メロカンナ(〈ラテン〉Melocanna)

イネ科木本。インド原産。かんは高さ20メートルほどになる。果実広卵形で、長さ5~10センチ、果皮種子ともに食用

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精選版 日本国語大辞典 「メロカンナ」の意味・読み・例文・類語

メロカンナ

〘名〙 (melocanna) イネ科の木本。インド原産。稈は高さ二〇メートルほどになる。葉は長さ三〇センチメートルほど。花は円錐花序で、小穂穂状につく。果実は広卵形で長さ五~一〇センチメートル、果皮、種子ともに食用とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メロカンナ」の意味・わかりやすい解説

メロカンナ
めろかんな
[学] Melocanna bambusoides Trin.

イネ科のタケ・ササ類。インド原産。稈(かん)は株にならずに互いに離れて立ち、先端近くまで枝を出さない。高さ20メートル、径7センチメートルに達し、節に1本の細い隆起線がある。竹の皮は黄色で、伏した白毛で覆われる。葉は披針(ひしん)形または長楕円(ちょうだえん)状披針形で長さ15~35センチメートル、幅3~4センチメートル、ときに約7センチメートルになる。果実はゆがんだ卵形で長さ8~12センチメートル、幅5~7センチメートルと大きく、先はくちばし状に長くとがる。果肉は肉質で柔らかく、食べられる。

[鈴木貞雄]

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