モウ・めしい・おろか(漢字)

普及版 字通 の解説


19画

[字音] モウ
[字訓] めしい・おろか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(もう)。は全体をおおう獣皮の象。おおいかくし、くらくなる意がある。〔説文〕四上に「なり。一に曰く、らかならざるなり」(段注本)とするが、その一曰の義が字の本義である。〔玉〕に〔詩、大雅、霊台〕「(もうそう)(瞽の官)(こと)を奏す」の〔伝〕に「眸子りて見ゆること無きをと曰ふ」という文を引く。転じて愚・無知をいう。

[訓義]
1. めしい、視力がよわく、かすむ。
2. おろか、おろかでくらい。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 阿自比(あきじひ)〔字鏡集〕 クラシ

[語系]
mongは同声。(冒)mu、冥・瞑myeng、(盲)meang、miungは声義近く、みな一系の語。

[熟語]

[下接語]
・発

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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