モスクワフィルハーモニー交響楽団(読み)モスクワフィルハーモニーこうきょうがくだん(英語表記)Simfonicheskii orkestr moskovskoi filarmonii

改訂新版 世界大百科事典 の解説

モスクワ・フィルハーモニー交響楽団 (モスクワフィルハーモニーこうきょうがくだん)
Simfonicheskii orkestr moskovskoi filarmonii

ロシア管弦楽団。1951年にサモスドSamuil Abramovich Samosud(1884-1964)によってモスクワに創設された楽団で,彼は60年まで指揮者を務めた。その後,コンドラシンKirill Petrovich Kondrashin(1914-81)が75年までその任に就き,同楽団を一流のレベルにまで高めた。歴史が浅いためか,音色やバランスなどに多少荒さが感じられることもあるが,重量感のある演奏を特徴とする。代表的な演奏としてはショスタコービチの交響曲全曲の録音があげられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android