モニターリング(読み)もにたーりんぐ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「モニターリング」の解説

モニターリング

社内の情報伝達の監視傍受をすることによって、個人データの安全管理を行なう、内部統制の1手段。従業者のモニターリングを行なう際には、従業者のプライバシー侵害にあたるかどうかが問題となる。実際に2001年、上司部下のメールをモニターリングしていたことがプライバシー侵害にあたるとして裁判も起こされている(地裁・平成13)。こうした事例背景に、経済産業省は04年、個人情報保護法のガイドラインの中で「従業員のモニターリングを実施する上での留意点」を述べている。具体的には(1)モニターリングの目的をあらかじめ特定、明示すること(2)モニターリングの責任者と権限を定めること(3)実施の際には社内規定を策定、徹底すること(4)実施状況を適宜監督、確認すること、などである。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android