家庭医学館 「モノアミン仮説」の解説
ものあみんかせつ【モノアミン仮説】
モノアミンを少なくするレセルピンという薬によって、うつ状態がおこることや、モノアミンを増やすモノアミンオキシダーゼ阻害薬がうつ病に効果があることから、この仮説は注目されました。また三環系抗うつ薬はモノアミンの作用を増強し、続いてそれらの受容体数の減少をおこすことがわかっています。
モノアミン仮説を出発点として、さらに気分障害の機序が解明されつつあります。現在、うつ病ではモノアミンが少なく、その受容体が敏感になっているとされています。