モミジカラスウリ(読み)もみじからすうり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モミジカラスウリ」の意味・わかりやすい解説

モミジカラスウリ
もみじからすうり / 紅葉烏瓜
[学] Trichosanthes multiloba Miq.

ウリ科(APG分類:ウリ科)の多年生藤本(とうほん)(つる植物)。茎は幼時のみ、葉とともに褐色の軟毛がある。葉は円心形で掌状に5~9中裂または深裂し、両面に短毛があり、平滑またはややざらつく。雌雄異株。8月ころ、白色花を開く。雄花序は長さ10~25センチメートル。果実は卵球形で長さ10センチメートル、鮮赤色で橙(だいだい)色の縦条がある。近畿地方以西の本州から九州に分布する。

[小林純子 2020年2月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android