モントリオール大学(読み)もんとりおーるだいがく(英語表記)Université de Montréal

日本大百科全書(ニッポニカ) 「モントリオール大学」の意味・わかりやすい解説

モントリオール大学
もんとりおーるだいがく
Université de Montréal

カナダモントリオールにある総合大学。私立。1878年モントリオールにフランス語系大学を設立してほしいとの要望に応じて、ケベック州ラバル大学Laval Universityの分校として開設されたが、1920年にケベック州議会の最初の特許状を得て完全に独立するに至った。創設当初は神学法学医学学芸の4学部だったが、現在は、大学院学部と、環境デザイン学、神学、法学、医学、文理学、歯学薬学、音楽、看護学、教育学、建築学、獣医学、生涯教育学などがあり、200を超す専攻コースを開設している。ほかに工学、経営学の専門職学部écolesをもつ。フランス語を教授語としている。生涯教育学部は学位を授与せず、上級学部は特定の教授団をもたない。2000年現在、教員数約1900人、学生数約4万7000人。

[喜多村和之]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モントリオール大学」の意味・わかりやすい解説

モントリオール大学
モントリオールだいがく
Université de Montréal

カナダのモントリオールにある私立の総合大学。モントリオールにフランス語系大学を設立したいとの要望を受けて,ケベック州にあったラバル大学の分校として 1878年に発足。 1920年に独立した。文理学部および神学,法学,医学,歯学,薬学,看護学,教育学,獣医学,環境デザイン,音楽などの学部と大学院がある。蔵書数約 240万冊。教授用語はフランス語。フランス国外では最大のフランス語系大学である。教員数約 2000名,学生数約4万 9300名 (1997) 。

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