モース硬さ(読み)モースカタサ

デジタル大辞泉 「モース硬さ」の意味・読み・例文・類語

モース‐かたさ【モース硬さ】

鉱物などの固体物質の定性的な硬さ(硬度)の示し方。硬度が異なる10種類の標準鉱物を用いるモースの硬度計によって、相対的に硬度を決める。モース硬度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「モース硬さ」の解説

モース硬さ
モースカタサ
Mohs hardness

硬さの定性的尺度の一つ.モース硬さは10段階あり,硬さの基準は硬さの異なる10種類の基準鉱物で決められる.基準鉱物はモース硬度計とよばれ,軟らかいほうから順番に次のような10段階からなっている.1:滑石(タルク),2:セッコウ,3:方解石,4:蛍石,5:りん灰石,6:正長石,7:水晶,8:黄玉,9:鋼玉(コランダム),10:ダイヤモンド検体と基準鉱物とをすり合わせ,検体にきずをつける段階ときずをつけない段階との平均値をモース硬さとする.値は整数または半整数で示され,この値は硬さの相対的尺度となる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android