知恵蔵 「モーリス・ベジャール」の解説 モーリス・ベジャール 20世紀最大の振付家のひとり。「春の祭典」(1959年)、「ボレロ」(60年)で世界的名声を得て以後、半世紀にわたりずっと世界のバレエの最前線にいた。その作品は哲学的かつ官能的、そして祝祭的である。60年以来、ベルギーを本拠に活動していたが、87年にスイスのローザンヌに活動拠点を移す。日本とも縁が深く、「仮名手本忠臣蔵」をバレエ化した「ザ・カブキ」や、三島由紀夫をテーマにした「M」といった作品もあり、しばしば来日した。2007年11月、80歳で他界。 (鈴木晶 舞踊評論家 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報