ヤブネ(英語表記)Jabneh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤブネ」の意味・わかりやすい解説

ヤブネ
Jabneh

古代パレスチナの海岸にあった町。のちの皇帝チツスに率いられたローマ軍によってエルサレムが陥落し破壊された (70) のち,ラビ・ヨハナン・ベン・ザッカイは,この町にユダヤ人の文化センターを建設した。ここは律法研究の中心となり,アカデミック・サンヘドリンとしてユダヤ人社会の宗教精神生活政治の中心となったが,2世紀,バル・コフバの乱を鎮圧したローマ皇帝ハドリアヌスによってヤブネ・センターは閉鎖された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android