ヤマイヌワラビ(読み)やまいぬわらび

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマイヌワラビ」の意味・わかりやすい解説

ヤマイヌワラビ
やまいぬわらび / 山犬蕨
[学] Athyrium vidalii (Fr. et Sav.) Nakai

オシダ科の夏緑性シダ。イヌワラビより大形で、斜上する根茎から1メートルに達する三角状卵形の葉を束生する。葉質はやや堅く、羽片の柄(え)は長くても5ミリほどである。包膜棒状ないし鉤(かぎ)形。全国の山地林下に普通にみられる。

[西田治文]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android