ヤマジ風(読み)やまじかぜ

世界大百科事典(旧版)内のヤマジ風の言及

【伊予三島[市]】より

…南の法皇山脈北麓には中央構造線が東西に走り,北流する大きな河川はないが,北の燧(ひうち)灘に向けて扇状地式三角州が連なる。南からの局地風〈ヤマジ風〉が春から夏に発生するため石置き屋根や鉄筋コンクリート造の民家が多い。別子銅山とともに高品位銅鉱で知られた佐々連(さざれ)銅山は79年閉山した。…

【土居[町]】より

…江戸時代前期,西条藩から宇摩郡内5000石を分知された一柳直照の陣屋が津根の八日市に置かれていた。温暖多雨で古くからの米作地帯であるが,春から夏にかけて宇摩地方特有の〈ヤマジ風〉が吹くため,耐風作物としてサツマイモ,サトイモ,ショウガなどの根菜類を栽培し,かんきつ類は防風林をめぐらして栽培している。予讃線と国道11号線,松山自動車道が東西に走り,西隣の新居浜市への通勤者も多い。…

※「ヤマジ風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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