ヤマホトトギス(山杜鵑)(読み)ヤマホトトギス(英語表記)Tricyrtis macropoda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ヤマホトトギス(山杜鵑)
ヤマホトトギス
Tricyrtis macropoda

ユリ科の多年草。本州以南および朝鮮半島,中国に分布する。山地丘陵樹下に生える。茎は高さ 30~100cmで,斜め下向きの毛がある。葉は倒卵状楕円形,上面は粉緑色,短毛がまばらにあり,下のもの少数を除いて茎を抱く。7~9月に,2~3個の花を茎頂上部葉腋から散房状に出す。6枚ある花被片は外面に毛があり,白地紫斑があって上向きに開く。おしべには毛状突起が多く,めしべは花被より長く,花柱は深く3裂する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android