ヤング(Edward Young)(読み)やんぐ(英語表記)Edward Young

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ヤング(Edward Young)
やんぐ
Edward Young
(1683―1765)

イギリス詩人。オックスフォード大学出身。一寒村のつつましい教区牧師として一生を終える。悲劇風刺詩も手がけたが、『嘆き――生と死と永生についての夜想詩』(1742~45)が広く知られる。夜と死と憂愁の宗教的瞑想(めいそう)詩で、この詩風が一流派を生んだ。また全ヨーロッパに迎えられ、ロマン主義運動の先駆的作品となった。

[早乙女忠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android