ヤージュニャヴァルキヤ法典(英語表記)Yājñavalkya-smṛti

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ヤージュニャヴァルキヤ法典(ヤージュニャヴァルキヤほうてん)
Yājñavalkya-smṛti

古代インドの法典。3~4世紀の作。日常生活の義務法律贖罪(しょくざい)を扱った3編からなる。マヌ法典と同じ性格を持ち,それを範として,その5分の2の長さで新しい内容を加え,規定を一層明確にしかつ体系化した。特に法規定は著しく進歩し,実際裁判の準則たることをめざした。この法典は後世特に尊重され,いくつもの注釈書が著された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android