ユニチカ[株](読み)ユニチカ

百科事典マイペディア 「ユニチカ[株]」の意味・わかりやすい解説

ユニチカ[株]【ユニチカ】

1889年設立の尼崎紡績が1918年摂津紡績と合併大日本紡績となり,1926年日本レイヨンを分離,1964年ニチボーと改称した。この間大正末〜昭和初年に綿紡績から絹・毛・ステープルファイバー紡績に拡大,第2次大戦後ビニロンに進出した。日本レイヨンは戦後ナイロン生産を開始。この両社が1969年合併してユニチカとなる。以後天然・化学両繊維を通じ織布まで一貫する,日本有数の総合繊維企業となった。今日では生分解プラスチックや健康食品など非繊維部門の拡充にも力を入れている。本社大阪,工場宇治,岡崎ほか。2011年資本金262億円,2011年3月期売上高1807億円。売上構成(%)は,繊維43,高分子37,機能材8,その他12。海外売上比率14%。

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