ユニリーバ[会社](読み)ユニリーバ

百科事典マイペディア 「ユニリーバ[会社]」の意味・わかりやすい解説

ユニリーバ[会社]【ユニリーバ】

世界最大の食品・油脂トラストオランダを中心にヨーロッパ大陸のマーガリン市場を独占的に支配していたマーガリーネ・ウニ社と,1885年創業以来セッケン製造で巨大化した英国のリーバ・ブラザース社が,1929年合併して成立。二重課税をさけるためなどから,英国とオランダに本社をもつ。役員の構成や配当などは同一食用油脂洗剤飼料などで世界90ヵ国で事業を展開し,160ヵ国で販売されるなど卓越した地位をもつ。食品部門ではマーガリン,食用油の他,チーズ,紅茶アイスクリーム,冷凍食品も扱う。日本では1964年豊年製油などと豊年リーバ(1977年ユニリーバの子会社日本リーバになる)を設立。1984年ブルック・ボンド会社を買収。2011年12月期売上高464億6700万ユーロ。
→関連項目多国籍企業

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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