ヨウ化アルミニウム(読み)ヨウカアルミニウム

化学辞典 第2版 「ヨウ化アルミニウム」の解説

ヨウ化アルミニウム
ヨウカアルミニウム
aluminium iodide

AlI3(407.69).アルミニウム金属とヨウ素とを加熱するか,またはベンゼン,二硫化炭素などに溶かしたヨウ素との反応により得られる.空気中では発煙する無色の潮解性結晶.融点191 ℃,沸点381 ℃.真空中で熱すれば昇華するが,空気中では分解してヨウ素と酸化アルミニウムになる.水,エタノール,二硫化炭素,液体アンモニアに可溶.四塩化炭素,ヒドラジンなどとはげしく反応する.有機反応の触媒として用いられる.[CAS 7784-23-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android