ライト文芸(読み)らいとぶんげい

知恵蔵mini 「ライト文芸」の解説

ライト文芸

エンターテイメント小説における一つのジャンル。「ライトノベル」が10代の読者を想定して作られているのに対し、「ライト文芸」は20代~40代を中心ターゲットとしている。文芸作品として十分な文章・構成などをもちつつ、マンガやアニメ的なキャラクターを登場人物にすることが多いため「キャラ文芸」とも呼ばれる。2009年に創刊された文庫レーベル「メディアワークス文庫」(KADOKAWA / アスキー・メディアワークス)がライト文芸の嚆矢とみられ、10年刊行の『謎解きディナーのあとで』(東川篤哉著、小学館)や11年刊行の『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延著、アスキー・メディアワークス刊)がヒット。14年~15年には、「富士見L文庫」「新潮文庫nex」「朝日エアロ文庫」「集英社オレンジ文庫」らライト文芸を扱う文庫レーベルが創刊されている。

(2015-11-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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