ラオス和平協定(読み)ラオスわへいきょうてい(英語表記)Laos Peace Agreement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラオス和平協定」の意味・わかりやすい解説

ラオス和平協定
ラオスわへいきょうてい
Laos Peace Agreement

1973年1月のベトナム和平協定成立に続き,同年2月 21日にパテト・ラオ中立派,右派勢力との間で締結された和平協定。同協定に基づき翌 22日から全面停戦が実施されることになり,ラオスにおける長い内戦に一応の終止符が打たれた。同協定はさらに,(1) 独立,主権,統一,領土保全確保という民族の基本的権利,独立,平和,中立の外交方針,さらに人民民主主義的自由の確認,(2) 臨時民族連合政府と民族政治諮問評議会の設置 (協定調印後 30日以内) ,(3) 外国軍隊撤退と捕虜交換 (政府設置後 60日以内) ,(4) ビエンチャン,ルアンプラバン両市の中立化,(5) 国民議会総選挙に基づく民族連合政府の樹立などを規定した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android