ラゴス行動計画

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ラゴス行動計画」の解説

ラゴス行動計画(ラゴスこうどうけいかく)

1980年アフリカ統一機構(OAU)ナイジェリアの首都ラゴスで初めて開催した経済首脳会議において採択した行動計画。一次産品の国際価格低落などを1970年代半ば以降のアフリカ経済危機の主因として断じ,その打開策として2000年を目標とするアフリカ共同市場の設立農業への政府支出拡大などを取り決めた。1985年の第21回OAU首脳会議でも再度確認されたが,実施されたのは世界銀行のバーグ報告書にもとづく構造調整政策で,各国は経済の自由化などを迫られた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android