ラバル(フランス)(読み)らばる(英語表記)Laval

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラバル(フランス)」の意味・わかりやすい解説

ラバル(フランス)
らばる
Laval

フランス北西部、マイエンヌ県の県都。人口5万0947(1999)。パリの西南西274キロメートルにあり、マイエンヌ川に臨む。行政商業の地方中心地、農産物集散地。また司教座の所在地で、ロマネスクゴシック様式教会が多く、大聖堂の一部は11~12世紀のもの。ほかに、12世紀の城壁が残る古城、ルネサンス風の城など、歴史的建造物が多い。電子、機械、電話機器、印刷、食品などの工業がある。フランス革命中の1793年、反革命内乱に発展したバンデーの反乱は、共和派との間にこの地で激しく争われた。

[高橋伸夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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