ラフィア細工(読み)らふぃあざいく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラフィア細工」の意味・わかりやすい解説

ラフィア細工
らふぃあざいく

ヤシ科常緑樹ラフィアヤシの葉の繊維であるラフィア糸を材料に行う細工幅広のものを編んで敷物帽子、袋類をつくるほかに、さまざまな色に染めた細い糸で刺しゅうをしたりする。一般にラフィア刺しゅうとよぶのは材料による名称で、技法的には区限刺しゅうに属する。麻のキャンバスなど布目の粗いものに、毛糸のとじ針で刺す。バッグなど、できあがりはボリュームがあり、独特の光沢が美しい。最近は日本でも紙ラフィアが生産されるようになった。

[秋山光男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android