ラミナ（その他表記）lamina

デジタル大辞泉

ラミナ（lamina）

⇒葉層ようそう

出典　小学館

改訂新版　世界大百科事典

ラミナ
lamina

地層を構成する最小の単位をなす面で，葉理ともいう。ラミナは，岩石を構成する粒子の大きさやその性質の違い，またはその配列状態の変化によって生ずるもので，物質的には変化する場合としない場合とがある。堆積岩の例としてはクロスラミナや級化層理の各分級層がつくる面に相当する。また火成岩では，塩基性岩にみられるシート状の産状に対してしばしばラミナという表現を使う。
→層理
執筆者：加賀美 英雄

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

百科事典マイペディア

ラミナ

→葉理

出典　株式会社平凡社

日本大百科全書(ニッポニカ)

ラミナ
らみな

→葉理

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

岩石学辞典

ラミナ

→葉層

出典　朝倉書店

農林水産関係用語集

ラミナ

集成材を構成する板材。

出典　農林水産省

世界大百科事典（旧版）内のラミナの言及

【葉】より

…毛や鱗片などの付属物をつけている場合も多い。葉身lamina(blade)の構成にも変化があり，単葉と複葉に二大別できる(図1)。単葉は葉身が単一の面でできたもので，辺縁は全縁のものから深く切れ込むものまでさまざまで，ほとんど中肋近くまで切れ込むものでは複葉との差がはっきりしない。…

※「ラミナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」