ラムセス8世(読み)ラムセスはっせい(英語表記)Ramses VIII; Ramesses VIII

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラムセス8世」の意味・わかりやすい解説

ラムセス8世
ラムセスはっせい
Ramses VIII; Ramesses VIII

古代エジプト第 20王朝7代目の王 (在位前 1147~前 1140) 。ラメッセス8世とも呼ばれる。財政に関するいくつかのパピルス文書によってのみ彼の治世は知られるが,アモン神殿直轄領が全国に広がって租税権を奪われ,治世4年目には物価騰貴が起こり,穀類価格が3倍に跳ね上がった。しかし上下ナイルの通商が順調であることから国の統一は保持されていたと推定される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android