ラヴェンナ総督

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ラヴェンナ総督」の解説

ラヴェンナ総督(ラヴェンナそうとく)

ビザンツ帝国ランゴバルド族のイタリア侵入に対処して設置したイタリア防衛の軍事的最高職。正確な設置年代は不明だが,584年には存在した。やがてイタリアの政治をも掌握して副王的権限を持ったが,752年ランゴバルド族ラヴェンナ占領によって消滅し,帝国のイタリア北部と中部支配は崩壊し,帝国の支配は南部を残すのみとなった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android