ラーウィー(読み)らーうぃー

世界大百科事典(旧版)内のラーウィーの言及

【アラブ文学】より


[ジャーヒリーヤ時代]
 この時代の文学の中心をなすものは詩であり,韻律,言語,修辞などの面ですでに完成された詩となっている。アラブ古詩を収集し,記録にとどめたのは後のラーウィーrāwī(口伝家)たちであるが,口伝の過程で元の姿に変更を加えたり,削除したりしているため,現代になってマーガリュースD.S.Margoliouthやターハー・フサインなどによって後世の偽作であるとの意見が出された。しかし今日では,作品や詩人の存在の真正さを全面的に否定するのは極論にすぎるという考えが支配的になっている。…

※「ラーウィー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android