リオ-アビセオ国立公園(読み)リオアビセオこくりつこうえん

世界遺産詳解 「リオ-アビセオ国立公園」の解説

リオアビセオこくりつこうえん【リオ-アビセオ国立公園】

1990年に登録、1992年に登録内容が変更されたペルーの世界遺産(複合遺産)で、同国中西部のアンデス山脈やアマゾンの熱帯雨林に囲まれた国立公園。リオ・アビセオ国立公園原生林には、絶滅したと思われていたヘンディーウーリーモンキー(黄色尾ザル)のほか、メガネグマジャガーオオアルマジロヤマバクなどの固有種や絶滅危惧種の動物と、コンゴウインコハチドリ、オニオオハシなどの鳥類、さらに各種のラン、パイナップル科やイネ科、バラ科、シダ類など5000種以上の植物が生息している。また、約8000年前のプレインカ時代の住居跡が残るグラン・パハテン遺跡やロス・ピンテュドス遺跡など37以上の遺跡も発見されている。1992年に拡張登録された。◇英名はRío Abiseo National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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