知恵蔵2010の解説
政府が景気を刺激するために減税し、この減税に必要な資金を国債を発行することによって賄うとする。しかしこの時、もし家計が、将来政府が国債を償還する時に増税することを予想するならば、家計は現在の減税分を消費に回すことなく将来の増税に備えて退蔵するだけであり、結局、減税は何ら景気を刺激する効果を持たないことになる。このように、家計が国債の発行が将来の増税を意味することを正確に予測する場合には、減税の財源を国債から調達した場合と直接税金から調達した場合とは、全く同じ結果をもたらす。この命題を、英国の経済学者デビッド・リカードにちなんでリカードの等価定理という。
(
荒川章義九州大学助教授
)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
このキーワードに関連するサイトを教えてください。
検索結果:659件
ウェブ検索
朝日新聞、講談社、小学館など、51辞書、48万語から検索できる、調べ物に欠かせない用語解説サイトです。使い方