リサ(英語表記)low input sastainable agriculture; LISA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リサ」の意味・わかりやすい解説

リサ
low input sastainable agriculture; LISA

低投入持続的農業の略。化学肥料農薬,石油エネルギーの大量投入に歯止めをかけ,自然生態系の力を利用しながら,有機的で環境との調和がとれる農業生産をしようとする考え方。 1980年代後半,アメリカで起きた。 86年に成立したクリーン・ウォーター法にも,飲み水の農薬汚染を規制する条項が数多く含まれるなど,環境問題や健康問題,食品の安全性などへの関心の高まりが背景にある。この考え方は,日本でも環境保全型農業として農水省推進に力を入れ始めているが,経済的効率性の点で生産者の理解が得にくいとの指摘が出ている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android