リッチュル学派(読み)リッチュルがくは(英語表記)Ritschlian school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リッチュル学派」の意味・わかりやすい解説

リッチュル学派
リッチュルがくは
Ritschlian school

ドイツ神学者 A.リッチュル主著義認和解に関するキリスト教教理』の第3巻が出版 (1874) されて以来,彼に追随する神学者により形成された学派イギリス,アメリカにも影響を与えた。彼らの特徴は,倫理 (宗教の実践的性格) の強調,神学からの形而上学排除,宗教体験の排除と歴史的啓示の強調である。 A.ハルナック,E.トレルチらはこの学派の代表的神学者である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android