リナロオール

化学辞典 第2版 「リナロオール」の解説

リナロオール
リナロオール
linalool

3,7-dimethyl-1,6-octadien-3-ol.C10H18O(154.25).リナロールともいう.非環状モノテルペンアルコール.(R)-リナロオールはハッカMentha arvensis油の主成分.そのほかバラ,ネロリ,ラベンダーなど多くの植物精油に含まれている.沸点198~200 ℃,114 ℃(3.5 kPa).0.873.1.467.+19.3°.スズラン様の香気を有し,化粧品香料に広く使用される.ビタミンEの構成成分である.(S)-リナロオールはセリ科コエンドコロ,そのほかの精油に含まれている.沸点198~200 ℃,85~90 ℃(2.7 kPa).[CAS 126-90-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリナロオールの言及

【リナロール】より

代表的なテルペンアルコールの一つ。リナロオールともいう。3,7‐ジメチル‐1,6‐オクタジエン‐3‐オール。…

※「リナロオール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android