リレーションシップバンキング(英語表記)relationship banking

デジタル大辞泉 の解説

リレーションシップ‐バンキング(relationship banking)

顧客長期継続的な関係リレーションシップ)を築き、顧客の経営情報を蓄積し、それに基づいた金融サービスを提供する地域密着型の銀行モデル。リレバン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 の解説

リレーションシップ・バンキング

金融機関が、借り手である顧客との間で親密な関係を継続して維持することにより、外部では通常入手しにくい借り手の信用情報などを入手し、その情報を基に貸し出し等の金融サービスを提供するビジネスモデル。貸し出し時の審査コスト等の軽減早期の事業再生支援が可能になるといったメリットが得られる。2002年10月の金融再生プログラムで、とりわけ中小・地域金融機関(地方銀行、第二地方銀行、信用金庫信用組合)を中心に、検討の必要性が盛り込まれた。05年3月公表の新アクションプログラムでは、具体的な取り組みとして、地域企業の創業・新事業支援機能等の強化、取引先企業の経営相談等の強化、早期事業再生に向けた取り組みなどを挙げ、地域密着型金融の一層の推進を目指している。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android