ルイス(Alun Lewis)(読み)るいす(英語表記)Alun Lewis

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ルイス(Alun Lewis)
るいす
Alun Lewis
(1915―1944)

イギリスの詩人。ウェールズ南部の炭鉱地に教師の子として生まれ、ウェールズ大学中世史を学ぶ。第二次世界大戦の勃発(ぼっぱつ)と同時に従軍、陸軍中尉としてインドに派遣され、ビルマ戦線で戦死した。詩集『特別攻撃隊の夜明け』(1943)、『聞け、ラッパの音!』(1945)、短編集『最後の審判』(1942)など、戦争の影の濃い情熱と哀調に富む作品は早くから高い評価を受けた。書簡を含む遺作集『緑の木陰に』(1948)がある。

[上田和夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android