日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルッソ(Ferdinando Russo)るっそFerdinando Russo(1866―1927) イタリアの詩人。ナポリ生まれ。ジャーナリストとして活躍する一方で、ナポリ方言を駆使しながら、時代や社会に対する鋭い現実感覚に支えられた詩編の数々を書いた。代表作は『マガンツァ家のガーノ』(1885)、『小ソネット集』(1887)、『天国で』(1891)、『吟遊詩人』(1895)など。また『ルチェッラ・カテーナ』(1920)など戯曲も執筆した。[鷲平京子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例