ルミュー協約(英語表記)Lemieux Agreement

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ルミュー協約」の解説

ルミュー協約(ルミューきょうやく)
Lemieux Agreement

日本からカナダへの移民制限を目的とする紳士協約。ヴァンクーヴァ暴動を契機として1907年に合意,翌年締結。日本政府が自主的にカナダ行き移民の種類を(1)再渡航者とその妻子,(2)家内使用人,(3)農業労働者,(4)契約移民限り,そのうち(2)(3)は年間400名に制限するもの。日本,カナダ間の移民政策の根本的方針となる。23年および28年には人数制限を厳しくする改正がなされた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android