ルリミノキ(瑠璃実の木)(読み)ルリミノキ(英語表記)Lasianthus japonicus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ルリミノキ(瑠璃実の木)
ルリミノキ
Lasianthus japonicus

アカネ科の常緑低木。静岡県以西の暖かい山林内に生育し,台湾,中国南部まで分布する。高さ 1.5mほど。葉は対生し長さ 1cmほどの柄がある。葉身は長楕円形で長さ9~15cm,全縁で先がやや尾状にとがり,濃緑色,革質で毛はない。5~6月頃,葉腋に小さな白色花がいくつか集ってつく。花冠は長さ約 1cmの筒状で先が浅く4~6裂する。花冠内壁には短毛が密生し,その入口付近に4~6本のおしべが付着する。めしべは長い花柱もち,先は5裂する。果実は径約 8mmの球形瑠璃色を示し,これが和名のもとになっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android