ネットワーク層(レイヤー3)でルーティング処理を行なうスイッチ。スイッチとルーターの機能を両方兼ね備えたネットワーク機器である。従来のルーター(レガシールーター)は、ルーティングを汎用CPU上で動作するソフトウェアで処理していた。レイヤー3スイッチでは、ルーティング処理をIPに特化して構造を簡素化。ルーティングはVLAN単位で行なう。その上で、ルーティングをソフトウェアではなく、ASIC(Application Specific IC:特定用途向けIC)を使ったハードウェア処理に変えることで高速化を実現している。ただし、現在は既存のルーターもルーティング処理をASICで行なうのが一般的。