レオン-ビエホ遺跡群(読み)レオンビエホいせきぐん

世界遺産詳解 「レオン-ビエホ遺跡群」の解説

レオンビエホいせきぐん【レオン-ビエホ遺跡群】

2000年に登録されたニカラグアの世界遺産(文化遺産)で、同国北西部、レオンの東方32kmに位置する。レオン・ビエホ(レオン旧市街)は、アメリカ大陸で最も古いスペイン植民都市の一つで、征服者フランシスコ・エルナンデス・デ・コルドバによって1524年に建設されたが、1609年にレオン・ビエホから約3kmしか離れていないモモトンボ火山の相次ぐ噴火地震に見舞われ放棄された。その後、町は現在のレオンに再建された。レオン・ビエホは1960年代から発掘が開始され、火山灰の下から先のスペイン植民地時代の博物館、大聖堂、古い砦などの基礎が発見され、2000年にはエルナンデス・デ・コルドバの遺骸が発見された。歴史的に価値あるものと評価され、世界遺産に登録された。◇英名はRuins of León Viejo

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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