レチノイン酸レセプター

栄養・生化学辞典 「レチノイン酸レセプター」の解説

レチノイン酸レセプター

 レチノイン酸レセプタータンパク質ともいう.レチノイン酸レセプターで,レチノイン酸受容体ともいう.核内に存在し,レチノイン酸に結合する活性とDNAに結合する活性をもち,レチノイン酸に応答する遺伝子転写調節を行う.all-trans-レチノイン酸レセプターにα,β,γの3種類があり,9-cis-レチノイン酸レセプター(RXRと略す)にもα,β,γの3種類が知られている.自身が二量体となって転写活性を制御する場合もあり,またビタミンD受容体とヘテロダイマーを形成して活性を制御することもある.甲状腺ホルモンレセプター,ステロイドホルモンレセプター,活性型ビタミンDレセプターなどと構造上の類似性があり,これらの受容体を核ホルモンレセプタースーパーファミリー総称

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android