レフォルマトスキー反応(読み)レフォルマトスキーハンノウ

化学辞典 第2版 「レフォルマトスキー反応」の解説

レフォルマトスキー反応
レフォルマトスキーハンノウ
Reformatsky reaction

α-ハロカルボン酸エステルカルボニル化合物および亜鉛を,エーテルベンゼンなどのなかで加熱して,β-ヒドロキシカルボン酸エステルを合成する反応生成物は容易にα,β-不飽和カルボン酸にすることができる.反応は途中に有機亜鉛化合物を生成し,これがカルボニル基に付加して生成物になると考えられる.中間体の有機亜鉛化合物はグリニャール試薬と類似しているが,ケトンアルデヒドに反応し,エステルとは反応しない点に特徴がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android