レレゲス人(読み)レレゲスじん(英語表記)Leleges

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レレゲス人」の意味・わかりやすい解説

レレゲス人
レレゲスじん
Leleges

ホメロスヘロドトスヘシオドス,アリストテレスらに言及される小アジア,あるいは半島部ギリシアの先住民。カリア人の正式な名称とする,あるいはカリア人に服属して農耕に従事した人々とする2種の伝承がある。2世紀頃のギリシアの旅行家パウサニアスはラコニアの最初の王の名としてレレクス Lelexという名を伝えている。考古学上の知見地名の研究から,原初期のギリシアの先住民は,小アジア方面から来たことが知られており,それらの人々をさす名称と考えられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android