化学辞典 第2版 「ロイシンジッパー」の解説
ロイシンジッパー
ロイシンジッパー
leucine zipper
タンパク質間相互作用の一種で,ロイシンが多数並んだペプチド鎖どうしが,互いのロイシンとロイシンでジッパーをかけたように疎水結合すること.7個のアミノ酸残基ごとにロイシン残基が現れるペプチド鎖がαヘリックス構造をとると,ロイシン残基はヘリックスの片側に並ぶ.このような部分を有するタンパク質が2分子あると,互いのロイシン残基の間に相手のロイシン残基が入り込み,ジッパーをかけたような疎水結合ができ,二量体となる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報