日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ロイター(Ernst Reuter)
ろいたー
Ernst Reuter
(1889―1953)
ドイツ連邦共和国(旧西ドイツ)の政治家。シュレスウィヒ北部に生まれる。1912年社会民主党に入る。1916年ロシア戦線で負傷し捕虜、ロシア十月革命の影響で共産主義者となる。ドイツ十一月革命後帰国、1921年ドイツ共産党書記長、翌1922年コミンテルンと意見があわず社会民主党へ復帰。1931~1933年マクデブルク市長、1932~1933年国会議員。ナチ政権下で二度強制収容所に収容される。1935年イギリスへ亡命、のちトルコへ移る。第二次世界大戦後1946年ベルリンへ帰り、翌1947年市長に選ばれたが、ソ連により拒否された。東西ドイツへの分裂後、死ぬまで西ベルリン市長を務めた。
[中川原徳仁]
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