ロイター[会社](読み)ロイター

百科事典マイペディア 「ロイター[会社]」の意味・わかりやすい解説

ロイター[会社]【ロイター】

英国通信社。世界4大通信社の一つ。1851年ドイツ生まれのロイターPaul Reuter〔1816-1899〕が創立APUPIが興るまでは世界最大の通信社。1941年英国新聞社主協会,PA通信社などを構成員とするトラスト組織になり,英国各新聞社の協同機関となった。1984年に株式を一般公開後,つぎつぎと通信社を買収し事業を拡大。国内地方紙への配信と海外向け国内ニュースの収集はPA通信社が担当。デジタル化への対応も早く,伝統的に強い金融・経済情報は世界157ヵ国の金融機関やメディアへ22ヵ国語でリアルタイムに流している。2008年カナダの情報サービス会社トムソンが買収してトムソン・ロイターが発足,米国ブルームバーグを抜いて金融情報サービスの最大手となる。報道部門は引き継ぎロイターブランドを使用している。
→関連項目時事新報通信社

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